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  グアノシン酸化誘導試験(GO試験)



  グアノシン酸化誘導試験(GO試験)とは、被検物質によって dG から 8-oxo-dG が誘導される比率を試験管内で測定することで、被検物質の生物毒性(酸化誘導性)と抗酸化効果を評価する試験です。GO試験は、九州大学にて開発された特許(国際公開番号WO 2001069235 A1)を基本技術とし、様々な評価ニーズにお応えするために開発された評価法です。
  1. 従来の安全性試験との相関
  2.   代表的な変異原性物質において、GO試験の評価とAMES試験(従来の変異原性試験)の評価は90%以上の確率で一致します。また、代表的な発がん性物質の72%において、GO試験で酸化誘導性を有意に示しました。変異原性より発がん性の相関の方が低い理由として、多段階発がん説が考えられますが、GO試験は多サンプルを試験管内で同時評価できるので、従来の変異原性試験を実施する前のスクリーニング評価に大変有用です。

  3. 3R(Replacement, Reduction, Refinement)の実践
  4.   GO試験では、実験動物や生細胞のいずれも使用しません。水溶性の溶媒で核酸(特にデオキシグアノシン)に対する物理化学的な影響から、生物毒性を推定します。したがって、GO試験は「クルエルティフリー」な試験だといえます。

  5. 適用範囲
  6.   GO試験は、食品、医薬品、化粧品、環境素材(水、空気、土壌)、その他の化学物質などに対して適用できます(ただし水溶性のもが望ましい)。GO試験の結果は、微生物の生存を必要としていないため、被検物質中の栄養成分(特に必須アミノ酸)の有無に依存しません。これは、従来の変異原性試験であるAMES試験とは異なる重要な特徴です。さらに、食品の場合には、原材料ではなく加工や殺菌、包装が終了した最終製品を評価できる点が大きな利点です。

  7. 抗酸化指標としての応用
  8.   GO試験によって求められるGO指数は、試験管内における、被検物質の水溶液中で発生するヒドロキシラジカル(非常に強力な活性酸素)の生成を反映しています。代表的なヒドロキシラジカル誘導剤である臭素酸カリウムを加えた場合のGO指数の抑制効果(つまり、ヒドロキシラジカル生成の抑制効果)を測定することによって、被検物質の抗酸化効果を評価することができます。

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品名 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine

CAS番号 88847-89-6
分子式 C10H13N5O5
成分 単一化合物
保管条件 換気の良い乾燥した冷暗所で、容器のフタをしっかり閉めて保管して下さい。
推奨保管温度:2-8℃
定価 ¥20,000円@5mg(税抜き)
¥180,000円@50mg(税抜き)
※別途送料が必要です
在庫 あり
MSDS MSDS_8-oxo-dG.pdf (PDF: 97KB)
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